審査が甘いカードローンは本当にあるの?通過率が高い商品と選び方も紹介
カードローンを利用するには、審査に通過する必要があります。
審査通過の可能性を上げるため、審査が甘く誰でも利用できるカードローンを探している人も少なくありません。
審査が甘いと断言できるカードローンはありませんが、審査通過率が高いローンを選べば借りられるかもしれません。
甘い審査で借り入れしたいなら、可能な限り審査に通過しやすい状態で申し込みましょう。
今回は、各カードローンの診察迂回率や審査に通過しやすい条件を紹介します。
この記事の目次
審査が甘いと明記しているカードローンはある?
いずれの金融機関でも、審査が甘いと明記しているカードローンは存在しません。
- 消費者金融
- 銀行
- 信販系
- 信用金庫
上記の金融機関で取り扱っているカードローンは、必ずしっかり審査を行っています。
返済能力がないと判断できる人には貸し付けしないよう、貸金業法において審査が義務付けられているからです。
甘い基準で審査をしているカードローンはないので、申込条件を守って利用しましょう。
「審査が甘い」と告知する行為は禁止されている
審査の甘さをアピールする行為は、賃金業法16条の誇大広告の禁止に違反します。
第十六条 貸金業者は、その貸金業の業務に関して広告又は勧誘をするときは、貸付けの利率その他の貸付けの条件について、著しく事実に相違する表示若しくは説明をし、又は実際のものよりも著しく有利であると人を誤認させるような表示若しくは説明をしてはならない。
本当に審査が甘いとしても、カードローン側は魅力としてアピールできません。
審査を甘くすると返済が滞るリスクもあり、業者としては自社の基準で厳正に審査をする必要もあります。
業者ごとの基準で審査をしたとき、審査通過率が高いカードローンはあります。
審査が甘いカードローンを探している人は、審査通過率に注目して審査に通る可能性を高めましょう。
消費者金融と銀行系の審査には大きな違いがある
消費者金融と銀行系は、審査に大きな違いがあります。
消費者金融 | 自社が独自に審査する |
---|---|
銀行系 | 保証会社に委託して審査する |
消費者金融は、自社内で直接審査しています。
一部の銀行を除いて、銀行系は銀行内の審査だけでなく、保証会社の審査も実施しています。
保証会社は、利用者が返済できなくなったとき、本人の代わりに借入金を支払う会社です。
保証会社の審査は、申込者を保証できるかという観点からの審査。
銀行カードローンは銀行と保証会社2社の審査に通る必要があり、消費者金融よりも審査難易度が高くなります。
消費者金融は自社で審査を完結しているため、審査難易度が低い傾向です。
審査が不安な人は、消費者金融を選びましょう。
審査通過率35%以上の消費者金融カードローン3選
審査通過率35%以上の消費者金融は、以下の3つです。
プロミス | アイフル | アコム | |
---|---|---|---|
借入限度額 | 1万円~500万円 | 1万円~800万円 | 1万円~800万円 |
金利 | 4.5%~17.8%※1 | 3.0%~18.0% | 3.0%~18.0%※2 |
新規貸付率 | 38.60% | 35.20% | 42.00% |
即日融資 | 即日融資も可能※3 | 即日融資も可能 | 即日融資も可能 |
申込可能年齢 | 18~74歳※4 | 20~69歳 | 20歳以上 |
無利息期間 | 最大30日間※5 | 最大30日間※6 | 最大30日間 |
※1 新規契約の方が対象となります。
※2 契約極度額100万円以上の場合、3.00%~15.00%
※3 お申込みの時間帯によって、当日中のご融資ができない場合があります。
※4 申込時の年齢が19歳以下の場合は、収入証明書類の提出が必須となります。
※4 高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)は申込いただけません。
※5 メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。
※6 初めてのご利用、かつ、無損保キャッシングローンをご利用の方が対象
1番通過率が高いのは42.00%のアコムで、100人申し込めば42人が通過する計算です。
プロミスはアコムよりも通過率が低いものの、最大金利17.8%で融資を受けられます。
最大金利 | 90万円を1年で返済する際の利息 |
---|---|
17.8% | 89,000円程度 |
18.0% | 90,000円程度 |
90万円を1年で返すなら、およそ1,000円も利息に差が出ます。
最も通過率が低いのはアイフルですが、審査通過率は3割以上です。
即日融資も可能な商品のみをピックアップしているため、お金の用意を急ぎたい人も消費者金融を利用しましょう。
周りにバレずにカードローンを利用したい人はプロミスがおすすめ
借入限度額 | 1万円~500万円 |
---|---|
金利 | 4.5%~17.8%※1 |
新規貸付率 | 38.60% |
即日融資 | 即日融資も可能※2 |
申込可能年齢 | 18~74歳※3 |
無利息期間 | 最大30日間※4 |
※1 新規契約の方が対象となります。
※2 お申込みの時間帯によって、当日中のご融資ができない場合があります。
※3 申込時の年齢が19歳以下の場合は、収入証明書類の提出が必須となります。
※3 高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)は申込いただけません。
※4 メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。
周りにバレるのが嫌な人は、プロミスがおすすめです。
プロミスは、Web完結可能で自宅や職場への郵送物を避けられます。
申し込み内容の裏付けを取るために職場へ電話連絡する在籍確認も、原則ありません。
郵送物を見られたり、在籍確認の電話が掛かってきて疑われたりするリスクを減らせます。
カードローンを利用する際のプライバシーを守りたい人向けです。
アイフルなら初めての借り入れで30日間の無利息期間が付く
借入限度額 | 1万円~800万円 |
---|---|
金利 | 3.0%~18.0% |
新規貸付率 | 35.20% |
即日融資 | 即日融資も可能 |
申込可能年齢 | 20~69歳 |
無利息期間 | 最大30日間※ |
※初めてのご利用、かつ、無損保キャッシングローンをご利用の方が対象
初めてアイフルを利用する人なら、最大30日間の無利息期間が付きます。
30日以内に完済すれば、利息0円での利用も可能です。
アイフルの審査通過率は35.20%で、100人審査を受ければ35人程度が通過します。
専用アプリのスマホローンを使えば、審査や融資が最短20分※で完了。
アプリから申し込みや借り入れまでできるため、利便性も申し分ありません。
公式サイトに1秒診断があるので、審査に通過できるか不安な人は利用しましょう。
※WEB申込の場合<>
※お申し込みの時間帯により、翌日以降になる場合があります。
※お申込の状況によってはご希望に添えない場合がございます。
最短30分の審査や即日融資も可能なアコム
借入限度額 | 1万円~800万円 |
---|---|
金利 | 3.0%~18.0%※ |
新規貸付率 | 42.00% |
即日融資 | 即日融資も可能 |
申込可能年齢 | 20歳以上 |
無利息期間 | 最大30日間 |
※契約極度額100万円以上の場合、3.00%~15.00%
アコムの審査通過率は42.0%と、消費者金融の中でも高い数値です。
最短30分での審査や、即日融資にも対応。
電話による在籍確認は原則実施しないので、周りにバレず審査を済ませたい人にも向いています。
契約極度額が100万円以上なら、上限金利15.00%の融資も可能です。
借入希望額は少なくても、100万円以上の利用限度額で契約できれば利息が減らせます。
50万円借りるときの利息は、以下の通りです。
最大金利 | 50万円を1年で返済する際の利息 |
---|---|
15.0% | 41,600円程度 |
18.0% | 50,100円程度 |
18.0%と比較すると、8,000円程度利息が減ります。
審査通過率の高いカードローンを希望する人や、100万円以上の利用限度額で契約できる可能性のある人は、アコムを選びましょう。
審査通過率は公表していないけれどおすすめの消費者金融
SMBCモビットとレイクは、審査率を公表していませんが、どちらも消費者金融なので銀行カードローンよりも審査が柔軟な可能性もあります。
SMBCモビット | レイク | |
---|---|---|
借入限度額 | 1万円~800万円 | 1万円~500万 |
申し込み可能年齢 | 満20歳~74歳 | 20~70歳 |
金利 | 3.0%~18.0% | 4.5%~18.0% |
融資時間 | 最短当日 | Webで最短25分融資も可能※ |
※21時(日曜日は18時)までのご契約手続完了(審査・必要書類の確認含む)で、当日中にお振込が可能。一部金融機関および、メンテナンス時間等を除きます。
SMBCモビットは、ネットからの申し込みなら最短30分で審査が完了します。
Web完結なら電話連絡なしなので、審査の一環である在籍確認をバレずに受けたい人にもおすすめです。
レイクは、Web申し込みにより最短15秒で結果が通達されます。
SMBCモビットと同様、電話連絡なしなのもポイントです。
審査スピードは早いので、結果をすぐに知りたい人には向いています。
迅速な審査で借り入れも可能な銀行カードローン6選
金利が低い銀行カードローンは、以下の8つです。
三井住友銀行のカードローン | オリックス銀行カードローン | 楽天銀行スーパーローン | セブン銀行カードローン | 住信SBIネット銀行カードローン | SBI新生銀行カードローン | |
---|---|---|---|---|---|---|
借入限度額 | 10万円~800万円 | ~800万円 | 10万円~800万円 | 10万円~300万円 | 1,000万円 | 1万円~500万円 |
申し込み可能年齢 | 満20歳以上~69歳以下 | 満20~69歳未満 | 満年齢20歳以上62歳以下 | 満20歳以上70歳未満 | 満20歳以上満65歳以下 | 満20歳以上満70歳以下 |
金利 | 1.5~14.5% | 1.7~14.8% | 1.9%~14.5% | 12.0%~15.0% | 2.49%~14.79% | 4.5%~14.8% |
融資時間 | 最短翌営業日 | 審査などによる | 最短翌営業日 | 最短翌日 | 審査による | 最短翌営業日 |
※1 新規契約の方が対象となります。
金利が低い代わりに、審査が厳しい傾向にあるのが銀行系の欠点。
消費者金融の審査に通過できる人でも、銀行系では通過できない可能性があります。
ネット銀行のカードローンは審査が早い傾向にあります。
審査結果が合格なら、最短翌日融資が可能な銀行カードローンも多いです。
長い審査を避け、結果をいち早く知りたい人におすすめです。
手持ちのキャッシュカードを使用できる三井住友銀行のカードローン
借入限度額 | 10万円~800万円 |
---|---|
申し込み可能年齢 | 満20歳以上~69歳以下 |
金利 | 1.5~14.5% |
融資時間 | 最短翌営業日 |
三井住友銀行のカードローンは、三井住友銀行のキャッシュカードで利用できる商品です。
以下のいずれかを満たしていれば、カードレスで利用できます。
- 三井住友銀行の普通預金口座を持っていない
- Web申し込みを選択
普通口座を持っているなら、申込時の入力項目を一部省略し、楽に申し込めます。
800万円と、借入限度額も銀行系の中では高めです。
三井住友銀行のキャッシュカードに、ローン機能を付帯させたい人へおすすめです。
オリックス銀行カードローンにはガン保証特約付きプランがある
借入限度額 | ~800万円 |
---|---|
申し込み可能年齢 | 満20~69歳未満 |
金利 | 1.7~14.8% |
融資時間 | 審査などによる |
オリックス銀行カードローンは、ガン保証特約付きプランの「Bright」が用意されています。
Brightは、以下の状況で保険金を未返済債務に充当するプランです。
- 利用者がガンと診断された
- 利用者が死亡した
- 利用者が高度障害に陥った
カードローンの負債が残っている状況で利用者が返済不能になると、相続者が返済義務を引き継ぎます。
ガン保証特約付きプランを利用すれば、返済金額を減らした上で引き継がれるので、相続者の負担が減ります。
ガン保証が付くプランなので、審査では利用者の健康状態が加味される可能性も。
ただし、金利の上乗せや保険金の負担はないので、万が一に備え保証プランに加入しながらカードローンを利用したい人におすすめです。
ネット銀行ならではの最短翌日融資が可能な楽天銀行スーパーローン
借入限度額 | 10万円~800万円 |
---|---|
申し込み可能年齢 | 満年齢20歳以上62歳以下 |
金利 | 1.9%~14.5% |
融資時間 | 最短翌営業日 |
楽天銀行スーパーローンは、最短翌日融資も可能な商品です。
銀行カードローンの中には、申し込みから融資を受けるまでに1週間前後かかる商品も。
楽天銀行スーパーローンなら、申し込んだ翌日に融資を受けられる可能性があり、お金の用意を急いでいる人にも向いています。
審査も最短当日で完了するだけでなく、楽天会員のランクに応じ、審査の優遇※が発生するのもポイント。
ランク | 条件 |
---|---|
レギュラーランク | 楽天ポイントを獲得する |
シルバーランク | ・過去6ヶ月で200ポイント以上獲得 ・過去6ヶ月で2回以上ポイントを獲得 |
ゴールドランク | ・過去6ヶ月で700ポイント以上獲得 ・過去6ヶ月で7回以上ポイントを獲得 |
プラチナランク | ・過去6ヶ月で2,000ポイント以上獲得 ・過去6ヶ月で15回以上ポイントを獲得 |
ダイヤモンドランク | ・過去6ヶ月で4,000ポイント以上獲得 ・過去6ヶ月で30回以上ポイントを獲得 ・楽天カードを保有している |
優遇の詳細は非公表ですが、会員ランクが高いほど有利になる可能性はあります。
楽天銀行のランクが高い人にもおすすめの商品です。
※必ずしもすべての楽天会員さまが審査の優遇を受けられるとは限りません。
セブンイレブンで融資から返済までできるセブン銀行カードローン
借入限度額 | 10万円~300万円 |
---|---|
申し込み可能年齢 | 満20歳以上70歳未満 |
金利 | 12.0%~15.0% |
融資時間 | 最短翌日 |
セブン銀行カードローンは、セブンイレブンで融資から返済まで可能な商品です。
近くにセブンイレブンがある人なら、カードローンの操作を快適に行えます。
借入限度額は300万円と、ほかの銀行カードローンに比べて低め。
限度額が低い分、借りすぎを防げるメリットもあります。
審査時間と融資時間は、どちらも最短翌日です。
銀行カードローンとしては珍しく、アプリを利用してカードレスでATMからお金を借りるスマホATMにも対応可能です。
スマホATM取引で借りるなら、セブン銀行ATMを利用しましょう。
セブン銀行カードローンは、セブンイレブンをよく利用する人に向いています。
最大1,000万円までの借り入れが可能な住信SBIネット銀行カードローン
借入限度額 | 1,000万円 |
---|---|
申し込み可能年齢 | 満20歳以上満65歳以下 |
金利 | 2.49%~14.79% |
融資時間 | 審査による |
住信SBIネット銀行カードローンは、1,000万円までの融資が可能な商品です。
審査結果に応じて利用限度額が設定されるシステムを採用。
コース | 利用限度額 |
---|---|
プレミアムコース | 最大1,000万円 |
スタンダードコース | 最大700万円 |
スタンダードコースでも、最大700万円とまとまった金額の借り入れも可能です。
専用のスマホアプリが用意されており、アプリ内でほとんどの取引を行えます。
多額の借り入れを希望する人や、アプリが便利なカードローンを利用したい人におすすめです。
時間帯を問わず借り入れしたい人はSBI新生銀行カードローン
借入限度額 | 1万円~500万円 |
---|---|
申し込み可能年齢 | 満20歳以上満70歳以下 |
金利 | 4.5%~14.8% |
融資時間 | 最短翌営業日 |
時間帯を問わず借り入れしたい人には、SBI新生銀行カードローンがおすすめです。
一度契約すれば、メンテナンス時を除いてインターネットバンキングで24時間365日借り入れできます。
提携ATMでも曜日を問わず借りられるので、急にお金が必要になっても困りません。
曜日 | 対応時間 |
---|---|
月曜日 | 5:00~23:50 |
火曜日・水曜日 | 0:10~23:50 |
木曜日 | 1:30~23:50 |
金曜日・土曜日・日曜日 | 0:10~23:50※1 |
※一部ATMを除く
※1 第3日曜日は0:10~20:00
提携ATM利用時も、借り入れや返済の手数料は不要です。
ATMなら返済日の14日前から入金できるので、計画的に返済できます。
審査が最短即日で終わるスピード感も魅力。
SBI新生銀行カードローンは、好きなタイミングで融資を受けたい人におすすめです。
審査が甘くなくても利用できる自分に合ったカードローンの選び方5選
できる限り審査に通過したいとき、カードローン選びで抑えたいのは以下のポイントです。
- 消費者金融と銀行どちらで借りるか
- 属性が申込条件をクリアしているか
- 審査通過率は高めか
- 返済しやすい金利の商品か
- 年収に見合った金額を借りられるか
カードローンには、消費者金融と銀行系の2種類があります。
それぞれ特徴が異なるため、自分に合った方を選びましょう。
自分の属性が申込条件をクリアしていないと、審査に通過できません。
審査に通過するかが不安な人は、申込条件と一緒に審査通過率も確認しましょう。
少しでも利息を抑えたい人は、金利の低さで選ぶのもおすすめです。
消費者金融系か銀行系かで選ぶ
より審査に通過しやすいカードローンを利用したいなら、消費者金融を選びましょう。
カードローンは、主に消費者金融と銀行系の2種類があります。
消費者金融 | 銀行系 | |
---|---|---|
メリット | ・即日融資も可能な商品が多い ・商品によっては無利息期間が設けられている ・銀行系よりも審査難易度が低い傾向にある ・1万円からの少額融資が可能 |
・上限金利が低い ・利用限度額が高い |
デメリット | 上限金利が高い | ・即日融資も可能な商品がない ・無利息期間が設けられていない ・消費者金融よりも審査難易度が高い傾向にある ・最低融資額は基本10万円で、少額融資を希望する人には向かない |
消費者金融は、審査に柔軟性のある商品が多い傾向で、即日の審査や融資にも対応可能。
最大30日程度の無利息期間が付いている商品もあり、利息を抑えて返済したい人にも向いています。
例えば年18.0%で10万円借りると、1,500円程度の利息を節約可能です。
消費者金融の上限金利は年18.0%程度で、銀行カードローンと比較すれば高い傾向です。
金利が高いカードローンの方が審査に柔軟性を持たせられるため、審査が不安な人には消費者金融がぴったり。
銀行カードローンは年15.0%が目安と、低金利で借り入れできます。
利用限度額も最大800万円前後が目安で、多額の借り入れがしたい人にもおすすめ。
ただし即日融資可能な商品はなく、融資が受けられるのは最短翌営業日です。
消費者金融と比べて審査も厳しく、人によっては通過に通るのが難しい可能性も
審査の柔軟性を重視するなら消費者金融、金利を重視するなら銀行カードローンを選びましょう。
自分の属性が申込条件をクリアしているかをチェック
カードローンへ申し込む前に、自分の属性が申込条件を満たしているか確認しなければいけません。
属性とは、申し込む人の年齢や職業など、その人を表す情報です。
パターン | 属性 | カードローンの 申し込み条件 |
申し込みの可否 |
---|---|---|---|
A | ・20歳 ・社会人 |
・18歳~70歳 ・学生以外 |
可能 |
B | ・17歳 ・学生 |
・18歳~70歳 ・学生以外 |
不可 |
申し込み可能かは、主に年齢と職業で決まります。
Aは条件を満たしているので申し込めますが、Bは申し込めません。
消費者金融の中には18歳から利用可能な商品がある一方、銀行カードローンは20歳以上が目安です。
年齢を満たしていても、学生以外が対象のカードローンに学生が申し込むのは不可能です。
例えばイオン銀行カードローンは、学生に対する融資を行っていません。
属性の関係で申し込めない人は、自分が申し込み対象となる商品を探しましょう。
審査に通るか心配な人は審査通過率を確認
審査に通るか心配な人は、審査通過率をチェックしましょう。
審査通過率とは、審査を受けた人の何割が通過するかを表した数字です。
大手消費者金融の中には、審査通過率を公表している商品もあります。
プロミス | アイフル | アコム | |
---|---|---|---|
新規貸付率 | 38.60% | 35.20% | 42.00% |
上記は新規通過率が高い傾向で、100人が申し込むと35?42人が通過する計算です。
カードローンは審査難易度を公表していないため、審査通過率を難易度の指標にするのがベスト。
とはいえ審査通過率の高い商品でも、申し込んだ人全員が審査に通るわけではありません。
商品によっては、公式サイトで審査通過の可能性があるかチェックする借入診断ができます。
借入診断では以下の項目を入力して、審査通過の可能性があるか診断する仕組みです。
- 年齢
- 年収
- 他社借入額
借入診断は少ない情報を元に行うため、実際に審査を受けたときに結果が変わる可能性もありあります。
審査が不安なときは事前に診断し、融資を受けられそうか参考にしましょう。
返済の負担を減らしたい人は金利の低さで選ぼう
返済の負担を減らしたい人は、金利が低いカードローンを選びましょう。
カードローンでは、借りた元金だけでなく利息も一緒に返済します。
金利が高いと利息が大きくなるため、なるべく金利の低い商品を選びましょう。
上限金利の目安 | 100万円を 1年で返済する際の利息 |
|
---|---|---|
消費者金融 | 18.0% | 100,000円程度 |
銀行系 | 15.0% | 83,000円程度 |
ソニー銀行 カードローン |
13.8% | 76,000円程度 |
消費者金融は上限金利18.0%の商品が多く、金利の低さを重視する人には不向き。
銀行系は15.0%前後が目安で、消費者金融よりも利息を抑えられます。
ソニー銀行カードローンは、銀行系の中でも特に金利が低いです。
金利に注目して選ぶなら、銀行カードローンを中心に借入先を決めましょう。
少額融資を希望すれば審査に通過しやすくなる可能性も
カードローンの種類を問わず、少額融資を希望すると審査に通過しやすくなります。
消費者金融には総量規制が適用され、年収の3分の1までしか借りられません。
Q2-1. 総量規制とは何ですか?
A2-1. 借り過ぎ・貸し過ぎを防ぐために設けられた新しい規制です。具体的には、貸金業者からの借入残高が年収の3分の1を超える場合は、新たな借入れはできなくなる、という内容です。
引用:貸金業法Q&A:金融庁
銀行系カードローンは、総量規制の対象外です。
ただし、過去に過剰融資の問題が発生したため、現在は総量規制の趣旨をふまえて上限額を自主的に制限しています。
銀行系でも、消費者金融と同じく年収の3分の1までが融資額の目安です
年収200万円の人を例に、融資希望額から審査通過できるかを確認しましょう。
融資希望額 | 審査通過の可否 |
---|---|
100万円 | 総量規制を超える融資になるため通過不可 |
60万円 | 総量規制内の額だが、年収から考えて未返済のリスクがあり、通過できない可能性がある |
10万円 | 総量規制内であり、年収から考えて問題なく返せる額なので、通過できる可能性が高い |
年収の3分の1以上の融資希望額では、審査に通過できません。
総量規制内でも、総量規制ギリギリの額だと未返済のリスクから通過できない可能性があります。
年収に対して低い融資希望額なら、未返済リスクが少なく融資を受けやすいです。
カードローンに申し込む際は、必要最小限の額を希望しましょう。
カードローン審査で必ずチェックされる要素2つ
カードローンの審査で必ずチェックされる要素は、以下の2つです。
- 信用情報
- 他社借入額
カードローンの審査では、信用情報が必ず確認されます。
過去に金融トラブルを起こして信用情報が傷ついていると、審査通過は難しいです。
他社借入額の多さも、審査の可否に影響します。
審査に落ちる原因がないか確認した上で、問題なければカードローンに申し込みましょう。
ローンやクレジットカードの利用履歴を記録した信用情報
カードローンの審査で避けられないのが、信用情報の確認です。
信用情報はローンやクレジットカードの利用記録で、主に以下が記録されます。
- 本人の個人情報
- ローン商品やクレジットカードなどの契約内容
- 返済や支払い状況
信用情報には、以下の悪い要素も記録されます。
- ローン商品やクレジットカードの滞納
- 短期間で複数のカードローンへの申し込み
- 携帯料金の滞納
- 分割払いやリボ払いの滞納
- 自己破産や債務整理などの金融事故
上記が記録されると信用情報は傷つき、カードローンで融資を受けるのが難しくなります。
返済能力に問題があると見なされ、業者側が未返済のリスクを負う可能性が高まるからです。
信用情報の傷は自然にしか回復せず、5~10年待つ必要があります。
長期的に申し込めない事態を回避するためにも、信用情報が傷つかないよう借りたお金は日頃からきちんと返済しましょう。
他社借入額が多いと審査に通過する可能性が低くなる
他社借入額の多さも、審査に通過しにくくなる原因です。
他社借入額ごとに、年収300万円の人が審査に通過する可能性はあるか確認しましょう。
パターン | 他社借入状況 | C社の審査通過の可否 |
---|---|---|
A | ・A社から50万円借りている ・B社から50万円借りている ・C社から新しく20万円借りる |
総量規制を超える融資になるため通過できない |
B | ・A社から20万円借りている ・B社から20万円借りている ・C社から新しく40万円借りる |
総量規制内だが、合計借入額が80万円になり、 年収300万円だと未返済のリスクがあるため通過できない可能性あり |
C | ・A社から10万円借りている ・B社から10万円借りている ・C社から新しく10万円借りる |
合計借入額が30万円で、年収300万円なら問題なく返済できると判断され、通過できる可能性が高い |
他社借入額が年収の3分の1に該当する人や、新しい融資を受けると総量規制を超える状況では、審査に通過できません。
新しい融資額を含めて総量規制内でも、合計借入額が年収に対して高いと融資を受けられない可能性があります。
合計借入額が低く、今の年収で返済できると判断されれば、融資を受けられる可能性が高いです。
他社借入のない状態が、1番審査に通りやすいです。
なるべく返済を進めて他社借入件数や額を減らしてから、新しい商品に申し込みましょう。
審査が激甘と表記しているヤミ金は利用しない
「審査が甘い」と明記している貸金業者は、違法の可能性が高いので利用しないでください。
- 極甘審査ファイナンス
- 必ず通る
- 審査に落ちない
- 審査が激甘 など
以下のような審査の甘さをアピールする行為は、賃金業法16条「誇大広告の禁止」に違反します。
審査の甘さを売りにしている時点で、非正規の業者だと判断しましょう。
法外な金利で貸し付けを受けて元金の数倍まで利息が膨らむので、利息が高すぎると返済が終わりません。
ヤミ金を利用した結果、以下の問題に巻き込まれた人もいます。
- 取り立てが攻撃的で精神的に参ってしまった
- 勤務先まで乗り込まれて辞職するしかなかった
- ヤミ金で借りたお金を返すために他から何件もお金を借りた
どれだけお金に困っても、ヤミ金は利用しないでください。
ヤミ金には登録番号がないので気になったら調べる
ヤミ金は法外な組織であり、都道府県に届け出をせず営業している可能性が高いです。
正規の金融業者は、金融庁に登録しているため登録番号があります。
令和5年7月31日現在で金融庁に登録されている機関は、 登録金融機関登録一覧で確認できます。
一覧に載っていない金融機関はヤミ金の可能性が高いので、契約する前に登録番号を確認しましょう。