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医師考案の「深腹式呼吸」で便秘、肥満、冷え症、肩こり、腰痛が消える!

私は三十代の半ばから、ひどい便秘に悩まされてきました。最もひどかった四十歳前後のころは、1週間以上排便のないこともざらでした。おなかの張った感じや痛みは耐えがたいもので、腸が動いている気配すらありません。まさに、“うんともすんとも”いわない状態です。なにか深刻な病気ではないかと心配して、家族に遺書まで書いたこともあります。 整腸剤を飲んだり、指圧やマッサージを試したり、パンツをはかずに寝てみたり、自分なりに便秘対策を施してきました。ときには下剤を飲んで下痢を起こし、大変苦しい思いをしたこともあります。 いろいろと試行錯誤を重ねるなかで、あるとき、思いがけない排便法に気づきました。 十年ほど前の冬の寒い日のことです。いつものようにトイレに座り、なかなか出てこない便と格闘していました。そのときタラリと鼻水が垂れてきたので、トイレットペーパーでフンッと鼻をかんだのです。すると、次の瞬間、それまでの悪戦苦闘がうそのように、詰まっていた便がスポッと出たのです。思いがけない事態に、キツネにつままれたようでした。 なぜ鼻をかんだら便が出たのか、私なりに考えてみました。おそらく、フンッと息を吐いたときに、おなかにうまく圧が加わって押し出されたのでしょう。 「排便は呼吸法に秘訣があるにちがいない!」と、そのときに直感しました。 こうした自らの体験や研究から考案したのが、従来の腹式呼吸よりも一段深い「深腹式呼吸」、通称ウンチがよく出る「デルデル呼吸」です。 この呼吸法は、一般的な腹式呼吸とは異なり、これまでほとんど見向きもされなかった「腹横筋」という筋肉の動きを重視した呼吸法です。おそらく体のためには従来の腹式呼吸に勝る、本来あるべき呼吸法であると思っています。 本書では、便秘やダイエットだけではなく、こうした腰痛、肩こり、冷え症などにも効果のあるデルデル呼吸法のやり方を、私見的な理論も加えて症状別に紹介しました。 呼吸法を変えるだけで便秘は解消し、特別な運動をせずとも食生活を変えなくとも、楽にやせられるのです。冷えや肩こり、腰痛といった不快症状も解消します。ぜひともデルデル呼吸をふだんの生活に取り入れ、その効果を自分自身で実感していただきたいと思います。 デルデル呼吸により、読者のみなさまがより健康で美しく、快適な生活が送れるようになれば、考案者としてこれほど幸せなことはありません。
2007年6月 荒木隆次

荒木隆次
1950年、北九州市生まれ。75年、九州大学医学部卒業。同精神医学教室、産業医科大学をへて、現在、医療法人社団天臣会松尾病院副院長。専門は精神神経科だが、長いこと悩んでいた自らの便秘を「深腹式呼吸(デルデル呼吸)」で解消したことから、呼吸法や呼吸にかかわる筋肉などの人体構造に興味を持ち、個人的に研究を続けている。著書に『おなかすっきり心すっきり』(二瓶社)がある。
はじめに
第1章:「デルデル呼吸」でやせる!便秘が治る!
第2章:快便&ダイエットのための「デルデル呼吸」基本編 ステップ1.練習編/おなかの動きを感じるための練習 ステップ2.練習編/二段階呼吸の練習 ステップ3.基礎編/基本のデルデル呼吸のやり方 ステップ4.応用編/便秘のためのデルデル呼吸のやり方 ステップ5.応用編/ダイエットのためのデルデル呼吸のやり方
第3章:腰痛、肩こり、冷え症を撃退する「デルデル呼吸」応用編 【腰痛・ギックリ腰を解消するデルデル呼吸】 【肩こり・首こりを解消するデルデル呼吸】 【ガス腹・おなら恐怖症を解消するデルデル呼吸】 【冷え症を解消するデルデル呼吸】 【不眠症・更年期障害を和らげるデルデル呼吸】
第4章:デルデル呼吸で便秘が解消した!やせた!健康になった!体験談
おわりに
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