「変形性膝関節症」に悩まされている多くの女性に朗報。自宅で誰でも簡単にできる安全・速効の運動療法でつらい痛みが軽減し、歩行もスムーズになり、正座もできるようになって、手術を延期・回避できた人が続出中です。整形外科でも成果が上がっている最新の運動プログラムを写真入りでわかりやすく解説。手術を決める前に読みたい、体験手記も満載の一冊。

私は、平成十八年十月に初めての著書『ひざ痛、股関節痛は自分で治せる』(マキノ出版)を出版しました。おかげさまで、多くの方々に喜んでいただき、現在まで、第十二刷と版を重ねることができました。 そしてさらに、昨年三月には『股関節痛を自分で治す本』を、本年十二月には本書『ひざ痛を自分で治す本』を刊行することができました。 四〜五年を経て、最初の本で紹介した運動プログラムと、現在指導している運動プログラムとでは、だいぶ違いが出てきたためです。より効果的に、よりスピーディーに痛みを軽減するため、新しい運動が次々と考案され、プログラムに組み込まれました。 ですから、前著『股関節痛を自分で治す本』と本書『ひざ痛を自分で治す本』は、私が指導している最新の運動プログラム本といえます。この二冊はいわば、姉妹書です。 ひざ関節や股関節の痛みに悩まされている方には、ぜひ読んでいただき、私の指導する「ゆうきプログラム」を実践してほしいと願います。 まず、私の治療における基本的な五つの考え方をお話しいたします。 ゞ變呂麓分で強化するもの 患者さんがご自身で運動することで、痛みを軽減していくことを目的としています。ですから、頻繁な通院は不必要であると考えています。 医食同源→医食動源 本来、医食同源とは、病気を治療するのも日常の食事をするのも、ともに生命を養い、健康を保つために欠くことができないもので、源は同じだという考えに基づいたものです。 私は、病気を治療するのも食事をすることも、人が動くうえで必要なものであり、動くことは健康を保つために不可欠なものと考え、医食動源と表現しています。 職人ではなく触認 私は治療に対して、触認と考えております。ひざの治療においては、ひざ関節との対話を念頭に置きながら、治療に当たっています。 ぜ然治癒力を高める よく「打たれ弱い」といわれますが、もともとは「打たれ強い」という言葉が使われていました。これは批判や非難、また逆境に耐える強さがある人に用いられる言葉ですが、そのように自分でなんとかしようとする考えこそが、自然治癒力ではないのでしょうか。 ツ砲澆里覆ぁ⊆宅でできる治療法の開発 私どもの開発した「ゆうきプログラム」は以下の特徴があります。 ・自宅でできる ・安全にできる ・簡単にできる ・短時間でできる ・一人でできる ・効果がすぐ実感できる 詳しくは本書を参照してください。 ただし、運動を実行していただくに際しては、以下の三つの注意点があります。 ,劼挟慇瓩紡僚鼎鬚けて行わない(荷重をかけない) △劼挟慇瓩砲劼佑蠅鰺燭┐覆 ひざ関節に衝撃を与えない この三点に注意して、ぜひ運動を実践してみてください。 それでは、変形性膝関節症で悩む人々に福音をもたらしてきた「ゆうきプログラム」のすべてをご紹介していきましょう。最後までおつきあいください。 大谷内輝夫

大谷内輝夫(ゆうき指圧整体院院長)
1953年、富山県氷見市に生まれる。 1972年、富山県立伏木高校卒業。 1976年、日通学園流通経済大学卒業。 1982年、関西鍼灸柔整専門学校入学。 1984年 大谷内指圧整体院開業。 1985年、関西鍼灸柔整専門学校卒業。 1986年、ゆうき指圧整体院を設立。ゆうき膝・股関節研究所を併設。 2015年 ゆうき指圧整体院をゆうき指圧に改名 現在、ゆうき指圧院長、NPO法人ゆうき膝・股関節研究所所長。 「ひざ・股関節の治療では日本で一番信頼される人になりたい」という志を胸に 日々研究に打ち込んでいる。
本書の構成(目次にかえて) 第1章 変形性膝関節症に有効率97%の運動プログラム 第2章 ひざの病気と運動プログラムの基礎知識 第3章 ひざの痛みが消える「運動プログラム」実践編 第4章 ひざ痛が運動プログラムで治った10人 第5章 ひざの悩みが解消するQ&A
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