大腸ガンの手術を機に健康観、ひいては人生観が変わったという著者による“病気と闘わない闘病記”。食事と水を見直し、運動、入浴、睡眠に工夫をこらした結果、“ガンになりにくい体質”に変わるまでを詳細に語った一冊。
なぜ大腸ガンになったのだろう、という素朴な疑問から始まって、いろいろと考えた。ギターとともに半世紀以上生きてきた僕が、三度のメシより大好きなギターのことをとことん追究してきたのと同じように、自分の体についても考えてみた。いろいろと勉強もした。そして、いろいろやってみたのだ。自分でいうのもなんだが、その成果もあがっていると思う。本書でいちばん書きたかったのは、まさにそこである。
寺内タケシ
1939年、茨城県生まれ。5歳のときからギターを手にし、世界で初めてのエレキギターを独自で製作する。関東学院大学在学中よりプロ活動を開始し、63年にブルージーンズを結成。そのギターテクニックから“ギターの神様”の異名をとる。74年から始めたハイスクールコンサートの功績により、2000年4月に第7回スポニチ文化芸術大賞を受賞。同年5月には文部大臣より感謝状を受けた。
第1章 体力と健康には自信があった 第2章 とにかくギターが弾きたかった 第3章 まさに断腸の思い 第4章 健康な環境をつくる 第5章 大腸ガンになって見えたもの
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